今日、西勇輝が最後のマウンドに立つ
ついに、この日が来てしまいました。
西勇輝、現役引退。
そして今日10月7日、甲子園で引退試合を迎えます。
正直、まだ実感がありません。
2019年に阪神へ来てから、西が先発ローテーションにいることが当たり前になっていました。
派手な剛速球で三振をバッタバッタ奪うタイプではない。
でも、気づけば試合を作っている。
気づけば6回、7回まで投げている。
そして気づけば――
プロ通算127勝。
改めて西勇輝の成績を調べてみると、とんでもない投手だったんだなと思わされます。
今日は最後の登板。
だからこそ、西勇輝という投手がどれだけすごかったのか。
阪神ファンとして振り返ってみたいと思います。
18年間で積み上げた「127勝」
西は2008年ドラフト3位でオリックスに入団。
2009年に一軍デビューを果たし、そこから18年間、プロの世界で投げ続けてきました。
通算成績は、
351試合登板
127勝113敗
2107回1/3
1506奪三振
防御率3.10
この数字。
普通にすごすぎませんか?
特に自分がすごいと思うのが、
2100イニング以上投げていること。
プロ野球で一軍に上がるだけでも大変。
先発ローテーションに入るのも大変。
そこで何年も結果を残し続けるなんて、もっと大変です。
それを西は18年間続けてきた。
「127勝」という数字以上に、
18年間、先発投手として投げ続けた。
これこそ西勇輝の凄さなんじゃないかと思います。
ノーヒットノーランも達成
西のキャリアを語るうえで絶対に外せないのが2012年。
ソフトバンク戦で、
ノーヒットノーランを達成。
しかも許した走者は四球による1人だけ。
打者28人、109球、9奪三振。
とんでもない投球です。
まだ22歳になる直前。
若い時からすでに一流投手だったんですよね。
今の西しか知らない阪神ファンからすると、
「技巧派のベテラン」
というイメージが強いかもしれません。
でも西は、オリックス時代からずっとパ・リーグを代表する先発投手の一人でした。
2019年、阪神に来てくれた
そして阪神ファンとして忘れられないのが2018年オフ。
FA宣言した西が、
阪神タイガースを選んでくれました。
2019年から阪神へ。
そして移籍1年目から、
26試合
172回1/3
10勝8敗
防御率2.92。
いきなりローテーションの中心です。
さらに2020年には11勝5敗、防御率2.26。
完全に阪神先発陣の柱になりました。
西が投げる日は、
「今日はある程度試合を作ってくれるだろう」
と思えた。
これってファンからするとものすごく大きいんですよね。
調子が多少悪くても、大崩れせず試合を作る。
打たせて取る。
コースを突く。
テンポよくアウトを積み重ねる。
150キロ後半を投げなくても勝てる。
それをずっと見せてくれた投手だったと思います。
西勇輝の凄さは「コントロール」
西の投球を見ていて一番印象に残っているのは、やっぱり制球力。
外角いっぱい。
内角いっぱい。
低め。
ギリギリのところにボールを集める。
そしてストレートだけではなく、シュート、スライダー、チェンジアップなどを組み合わせながら打者を打ち取っていく。
力でねじ伏せるというより、
打者との駆け引きでアウトを取る投手。
これぞピッチング。
そう思わせてくれる投手でした。
だからこそ年齢を重ねても先発として勝負できたんだと思います。
実は、とんでもない記録だらけ
改めて西のキャリアを振り返ると、本当にすごい。
通算100勝。
通算2000投球回。
通算1500奪三振。
さらに2023年には古巣オリックスに勝利して、
史上20人目の全球団勝利。
2024年には、
史上7人目の両リーグ50勝。
そして2026年には、
史上3人目となる300試合連続先発登板。
……いや、すごすぎるやろ。
特に300試合連続先発。
これって実力だけでは絶対に達成できないと思います。
長い間ローテーションを守れる力。
先発を任せてもらえる信頼。
そして何より、投げ続けられる身体。
全部揃っていなければ到達できない。
西勇輝がどれだけ長い間、
「先発投手」として信頼され続けてきたのか。
それが分かる記録だと思います。
2023年、阪神で日本一も経験した
そして西が阪神へ来て5年目。
2023年。
阪神は18年ぶりのリーグ優勝。
そして、
38年ぶりの日本一。
西もそのチームの一員でした。
日本シリーズの相手は、古巣オリックス。
プロ生活をスタートさせた球団と、FAで選んだ阪神が日本一を争う。
西にとっては特別な日本シリーズだったんじゃないでしょうか。
そして最後は阪神が日本一。
西勇輝の野球人生に、
「阪神タイガースで日本一」
という歴史が刻まれました。
阪神ファンとしても、これは嬉しい。
西が阪神に来てくれて本当によかった
FAで阪神を選んでくれた2018年。
あれから8年。
いろんなことがありました。
いい時もあった。
打たれて悔しい試合もあった。
勝てない時期もあった。
それでも西は何度も阪神の先発ローテーションを支えてくれました。
若い投手が増えていく中でも投げ続けた。
そして気づけば36歳。
今日、最後のマウンドを迎えます。
こうして振り返ってみると、
西勇輝が阪神に来てくれて、本当によかった。
これに尽きます。
最後にもう一度、あの笑顔を
西といえば、個人的には笑顔も印象的でした。
マウンドで見せる表情。
ベンチで見せる表情。
ヒットを打った時の嬉しそうな顔。
2020年の開幕戦で菅野からホームランを打ったのも忘れられません(笑)。
いろんな西勇輝を見てきました。
でも今日が最後。
そう考えるとやっぱり寂しい。
まだ投げられるんじゃないか。
もう少し見たい。
そう思ってしまいます。
でも、西自身が決断したこと。
だったら最後は、
「お疲れさまでした」
と送り出したい。
オリックスで10年。
阪神で8年。
プロ生活18年。
ノーヒットノーラン。
127勝。
2107回1/3。
1500奪三振。
全球団勝利。
両リーグ50勝。
300試合連続先発。
そして阪神で日本一。
十分すぎるほど投げてくれました。
今日、甲子園のマウンドに立つ背番号16をしっかり目に焼き付けたい。
西勇輝。
阪神に来てくれてありがとう。
何度もチームを救ってくれてありがとう。
何度も試合を作ってくれてありがとう。
そして――
18年間、本当にお疲れさまでした。
最後は西らしく。
最後の一球まで。
楽しんで投げてほしい。
ありがとう、西勇輝。
阪神ファンは、あなたがタイガースで投げてくれた8年間を忘れません。
今後もどこかでユニフォームをきている西を見たいですね。
お疲れ様でした!
オオキニオオキニ

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